■祝い着に家紋は必要?
五歳男児の祝い着は、着物、羽織ともに五つ紋付にします。お宮参りで着る産着は紋入れが間に合わない場合もありますので、あまり気にしなくても大丈夫です。女児の場合は、紋の寸法が小さい上に、紋が目立ちにくい多彩な色柄の着物が多いので、無地の祝い着をのぞいては、近年はほとんどつけないようです。
■お子様の着物に「背守り」はつける?
背守りとは、赤ちゃんの着物の背にお守りとして、色糸で縫い付ける印のことをいいます。たくさんの形があり、昔は産着につけることが多かったようですが、産着の洋服化も進み、背守りが用いられることは少なくなっています。
■七歳の祝い着は腰あげが必要?
三歳には腰あげが必要ですが、七歳以上は近年は腰あげをしないことが多いようです。おはしょりを取って着付ける方がきれいに見えるためでしょう。