『め』
■銘仙(めいせん)・・・近頃は平織の大衆着尺を言う。呉服産地では群馬県、伊勢崎、夜具、丹前地は埼玉県秩父など。
■盲縞(めくらじま)・・・縦横ともに正藍染の糸を使った手織りの紺木綿で無地に織りあがる先染めの織物を粋に名付けたもの。
■目付(めつけ)・・・絹織物の精錬後の重さを匁(もんめ)で表すもの。同じ絹織物、例えば一越縮緬を例にとれば、目付の重たいものは使用されている絹の量が多いという点で高価となる。幅尺、尺一寸、長さ六丈単価として表示される。
■綿しじら(めんしじら)・・・絹織物の一首で、夏用の素材として使用されるもので、綿縮に似た肌触りを持ち、産地では徳島県の「泡しじら」が有名である。呉服の「サッカーと言われる生地がこの織り方。
■綿縮(めんちぢみ)・・・布地に波のようなシボをもった綿織物の総称。