■帯締め
帯の上に締める帯締めは色柄ともに豊富です。糸の組み方や幅も異なるので、数種類揃えておいて場面によって合わせるとよいでしょう。
帯締めは帯を形作ったあと、その形が崩れないように帯の上に締める紐のことを言います。布に綿を入れてくけた「丸ぐけ」と、数本から数十本の絹糸を三つ以上斜めに交差させて組んだ「組紐」があります。組紐には、平らに組まれた「平組み」と、丸く組まれた「丸組み」とがあります。訪問着に合わせる場合、やや幅広のものがおすすめです。留袖には、白、金、銀、喪服には黒が決まりです。
【帯留め】
帯締めにつける飾りで、宝石、彫金、七宝、陶器、木彫り、金細工、銀細工など、いろいろな種類があります。礼装用の訪問着や付下げには、宝石や金銀細工を使います。彫金や陶器などの趣味のものは、紬や小紋に似合います。弔事やお茶の席では帯留めは使いません。
帯留めは一般的な帯締めより細い、二分紐、三分紐という帯締めに通して使います。帯留めをつけるときは帯締めは帯の太鼓の中で結びます。