ここでは、あらかじめ着物に上げがされていると仮定し、その上げの調整についてお知らせいたします。
こんな感じで上げがされています↓
↓ここではわかりやすくする為目立つ色糸で縫っています。
↓後ろ側はこんな感じ。
上げの部分をめくってみるとこんな感じ↓『上げ』っていわゆる『タック』のことって考えれば分かりやすいかも…
着物のサイズを測り、お子様のサイズと比べた時、あと〇cm伸ばすもしくは縮めるかを計算する。
例えば、48cmの着物サイズで、お子様の肩裄が52cmだった場合、4cm短い為、4cm分伸ばす必要があります。
上げを伸ばすためには、まず、上げの部分をめくって、タックの裏側が見えるようにねかせます。縫い線(下の写真では黒糸の線)からタックをとってあるヤマ側に、伸ばしたい長さの半分の長さ(4cm伸ばす場合は半分の2cm)の所にマチ針を打ちます。その位置を目印に、元あった縫い線(黒糸の線)に平行になるように縫います。(写真では赤い線が新しく縫った線)
↓ そして、元々あった縫い線を解いてその部分にアイロンを当てて伸ばします。
逆に、短く縮める場合は、タックを多く取る必要があります。
↓ このように、縫い線(下の写真では黒糸の線)からタックをとってあるヤマとは逆側に、縮めたい長さの半分の長さ(4cm縮める場合は半分の2cm)の所にマチ針を打ちます。その位置を目印に、元あった縫い線(黒糸の線)に平行になるように縫います。(写真では青い線が新しく縫った線)
↑(中央) 黒い線が元々あった縫い線。
↑(向かって右側)伸ばす場合は赤い線。
↑(向かって左側)縮める場合は青い線。
ポイントは、伸ばしても、縮めても上げのヤマは同じ位置になっていることです。
↑裏返していた上げを元に戻した所です
↑(中央) 黒い線が元々あった縫い線。
↑(向かって左側)伸ばす場合は赤い線。
↑(向かって右側)縮める場合は青い線。
ポイントさえおさえれば簡単!是非、挑戦してみてください。