せっかくのお茶会のお誘い、着物のマナーが分からないと行きにくいですよね。
要点さえ押さえておけば、楽しいお茶会デビューができますよ。
まず悩むのが、お茶会に着ることができる着物。
・格の高い初釜、利休忌などの茶会では、色留袖、訪問着、染抜きの一ツ紋か三ツ紋の色無地、振袖に古典柄の袋帯を合わせましょう。
・月釜、初釜、親しい方との茶会では、訪問着、附下、色無地、染抜きの一ツ紋、縫い三ツ紋か一ツ紋の江戸小紋に古典柄の帯を合わせましょう。
・お稽古やカジュアルなイベントの茶会では、小紋、紬の普段着でも大丈夫です。紋を入れる場合は、一ツ紋にしましょう。帯は、名古屋帯やおしゃれ袋帯などが良いでしょう。
着物の一番おすすめの柄は無地。次に落ち着いた花柄です。花柄の場合は、季節感に注意してくださいね。
次に気になるのが、お茶会での着物の着方。
・半衿は白にして、衿を抜きすぎないように気を付けましょう。
・帯はお太鼓結びなど、コンパクトにしましょう。茶室は狭くなっているので、大きいと邪魔になってしまいます。
・帯の位置は低めにしましょう。お茶会では、扇子、袱紗、懐紙などを胸元や帯に挟みます。低めだと出し入れがしやすくなります。
・着物の着丈は短めに。くるぶしが隠れる程度に短くきつければ、裾を踏まず動きやすくなります。
・替えの足袋を用意しましょう。足袋は必ず白の無地を履きます。清潔にして茶室に入りましょう。
・帯留や指輪、腕時計などのアクセサリーはNG。お茶のお道具を傷つけてしまします。
・髪型はコンパクトにしましょう。茶室の入り口は小さく作っているため、茶室に入る際に邪魔になってしまいます。
・ハンカチを用意しておきましょう。茶室に入る前に手を清めることがあります。茶室にはバッグなどを持ち込めないので、袖のたもとに入れておきましょう。
一見、難しいマナーと思いやすいですが、少し気を付けるだけで素敵なお茶会になります。