小紋とは、基本的には縮緬や綸子の地に小さめの総柄を配したものの総称です。観劇やコンサート、気軽なパーティなどのお出かけ着や普段着として、着る機会の多い着物です。色柄は好みにもよりますが、一般的に淡い色で小ぶりなものはよそ行きに、はっきりした色使いや、柄が大きいもの、個性的なものは普段着として使います。渋めの色やごく小さい柄は年配者向けです。フォーマルでない席で着る場合、帯をはじめ、半衿や帯揚げ、帯締めなどの小物にも決まりごとが少なく、自由な取り合わせを楽しめるのが小紋の魅力です。
■半衿・・・白の塩瀬の他に、色や刺繍のものを合わせてもよいです。
■帯揚げ・・・季節を意識した色柄のものを着物や帯の色に合わせて選びます。
■帯締め・・・よそ行きには明るめの色を、普段着には差し色となる色を選びましょう。
■帯・・・基本的には名古屋帯を合わせます。織りのほか、好みの染め帯も。
■長襦袢・・・基本は淡い色のぼかしなどですが、色柄ものもおしゃれです。
■バッグ・・・着物用はもちろん、デザインによっては洋服用のものを使っても素敵です。
■草履・・・鼻緒やつぼの色がポイントになったカジュアルなものでもOKです。